「災害が起きたら避難所に行く」と思っている方が多いですが、実は状況によっては自宅にとどまる「在宅避難」の方が安全で快適な場合があります。
私はマンションに住んでいますが、マンションにダメージあったり、家の周りの安全が確認できる場合は家で在宅避難をしようと考えています。
この記事では、在宅避難とは何か、どんな場合に選べるのか、必要な準備をまとめました。
在宅避難とは
災害発生時に、避難所ではなく自宅で避難生活を続けることです。自宅に倒壊・浸水などのリスクがなく、生活に支障がない場合に選べる選択肢です。
実は避難所には限りがあります。地域によっては、避難所が受け入れられる人数は地域住民の約5%程度とされており、全員が避難所に入ることはできません。自宅が安全であれば、在宅避難が現実的な選択肢になります。
在宅避難のメリット
プライバシーを守れる
避難所では1家族に与えられるスペースは非常に限られています。話し声や生活音も筒抜けで、精神的な負担が大きくなります。自宅であれば普段通りの生活空間でプライバシーを確保できます。
感染症リスクを避けられる
多くの人が集まる避難所では、インフルエンザや感染症が広がりやすい環境です。特に高齢者や持病をお持ちの方にとって、在宅避難は感染リスクを下げる大きなメリットがあります。
ペットと一緒にいられる
避難所ではペットを連れて入れないことがほとんどです。自宅避難なら家族全員でペットと過ごせます。
空き巣被害を防げる
自宅を長期間空けることで、空き巣に遭うリスクがあります。在宅避難なら自宅を守ることにもつながります。
避難用具の持ち出しが不要
自宅の備蓄品をそのまま使えるため、緊急時に慌てて荷物をまとめる必要がありません。
在宅避難のデメリット
支援物資・情報が届きにくい
食料や支援物資は基本的に避難所に届きます。在宅避難の場合は、自分で取りに行く必要があります。また、災害情報も避難所に優先的に届くため、定期的に避難所へ情報収集に行く必要があります。
ライフラインが止まるリスク
停電・断水になった場合、自力で対処する必要があります。十分な備蓄がなければ生活が困難になります。
高層マンションの場合は特に注意
停電でエレベーターが止まると、上の階に住んでいる方は外出するたびに階段を使うことになります。高齢者の方や体が不自由な方は特に注意が必要です。
在宅避難ができる条件
以下の3つの条件を満たしている場合に、在宅避難を選ぶことができます。
条件1:自宅が安全である
- 自宅が倒壊・損傷していない
- 浸水・土砂崩れのリスクがない場所にある
- ハザードマップで自宅の安全を確認できる
条件2:ライフラインが使える、または代替手段がある
- 水・電気・ガスが使える状態、またはそれらがなくても生活できる備蓄がある
条件3:7日分以上の備蓄がある
- 支援物資が届くまで最低3〜7日かかると考えて備蓄しておく
どれか1つでも当てはまらない場合は、避難所への避難を優先してください。
在宅避難に必要な備蓄リスト
【水】
- 1人1日3リットル×7日分以上
【食料】
- レトルト食品・缶詰・乾パンなど7日分以上
- カセットコンロ・ガスボンベ(調理用)
【トイレ】
- 大便対応の非常用トイレ(1人1日5〜7回分×7日分)
- 防臭袋
【電源・照明】
- モバイルバッテリー(20,000mAh以上)
- ポータブル電源(あれば理想的)
- LEDランタン・ヘッドライト
【衛生用品】
- ウェットティッシュ・アルコール除菌スプレー
- 消毒液・救急セット
【情報収集】
- 手回し充電ラジオ
- 防災アプリの設定(Yahoo!防災速報など)
今すぐやること:在宅避難できるか確認する
- ハザードマップで自宅のリスクを確認する(国土交通省「ハザードマップポータルサイト」で検索)
- 自宅の耐震性を確認する(1981年以前の建物は特に注意)
- 7日分の水・食料を備蓄する
在宅避難は「避難所に行かない」ことではなく、「自宅が安全であれば、より快適に過ごせる選択肢」です。事前にしっかり準備しておくことで、いざという時の困りごとを少しでも減らすことができると思います。
何を準備したら良いかわからない方はこちらの記事を参照いただけるとわかりやすいと思います↓
